昨日(1月31日)のドル円相場
昨日(1月31日)のドル円は、急落後に反発。
米経済指標の弱い結果を受け、146.01円まで急落したものの、パウエルFRB議長記者会見を経て、147.45円まで急伸する荒い値動きとなりました。
東京市場は、下値が堅い。
日銀金融政策決定会合(1月22-23日分)における主な意見が公表され、マイナス金利解除に向けた前向きな意見が大多数であったことがわかると、円買いが優勢となり、147.20円まで下落したものの、日経平均株価の堅調な推移を受け、一転円売りが優勢となり、147.81円まで反発する底堅い動きとなりました。
欧州市場は、下落後に反発。
序盤に147.90円まで上昇したものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、ポジション調整目的の売りに押され147.40円まで下落しました。ただ、米10年債利回りの上昇を背景としたドル買いが優勢となり、147.88円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は、急落後に反発。
米1月ADP雇用統計(予想14.5万人 結果10.7万人)、米10ー12月期雇用コスト指数(結果0.9%、予想1.0%)、米1月シカゴ購買部協会景気指数(予想48.0 結果46.0)と軒並み予想を下回ったことでドル売りが優勢となる中、米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きを決定。
パウエルFRB議長による「政策金利はサイクルのピーク」「年内のある時点で利下げを実施する可能性が高い」とのハト派的な発言を受け、ドル売りが加速。
日通し安値となる146.01円まで急落しました。
ただし、声明で「2%の物価目標達成に向けてより確かな自信を得るまで利下げは適切ではない」との文言が追加されたことで下げ渋り、パウエルFRB議長が会見で「適切であれば金利を長期間維持する用意がある」「3月利下げの可能性が高いとは考えていない」との発言を受け、早期利下げ観測が後退したことで米10年利回利回りの上昇とともに147.45円まで急伸する荒い値動きとなりました。
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本日(2月1日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいで、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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