昨日(11月28日)のドル円相場
昨日(11月28日)のドル円は、3日続落。
FRB当局者からの相次ぐハト派発言を受け、11月21日以来の安値となる147.32円まで下落しました。
東京市場は下落。
前日NY市場での下落の流れを受けて、序盤からドル売りが優勢となり、前日安値148.55円を下抜けるとストップを巻き込んで147.98円まで下落しました。ただ、148円割れのレベルでは押し目買いが優勢となり、148.38円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は、上値が重い。
一時148.83円まで上値を伸ばしたものの、米10年債利回りが低下したことを受け、148.41円まで下落しました。
NY市場は続落。
米11月リッチモンド連銀製造業指数(予想1 結果-5)が市場予想を下回る結果となったことを受けてドル売りが優勢となる中、シカゴ連銀グールズビー総裁による
「全体としてインフレに関しては良好な進展が見られた」
とのハト派的な発言、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁による
「インフレ率の低下が励みになっている」
とのハト派的な発言、ウォラーFRB理事による
「インフレ率がさらに数カ月間低下し続ければ政策金利を引き下げる根拠は十分にある」
との利下げ示唆発言が伝わると、ドル売りが加速。147.32円まで急落しました。
引けにかけて小反発したものの戻りは弱く、147.48円でNYをクローズしています。
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本日(11月29日)のドル円予想
1時間足および日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きとなっており、下落を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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