昨日(10月31日)のドル円相場
昨日(10月31日)のドル円は、3日ぶりに大幅反発。
日銀金融政策決定会合の結果を受け、円売りが優勢となり、昨年10月21日以来約1年ぶりの高値となる151.71円まで上昇しました。
東京市場は急伸。
日銀は、金融政策決定会合にて政策金利の据え置きを決定。事前に報じられた長短期金利の操作については、事実上の上限だった1%を目処とし、一定程度超えることを容認するとしたことを受け、おおむね事前予想の範囲内であったことから円売りが優勢となり、150.23円まで上昇しました。
欧州市場は上昇。
植田日銀総裁は、定例記者会見で粘り強く金融緩和を続ける方針を強調したことを受け、円売りの流れは継続。また、日銀の外国為替平衡操作の実施状況が公表され、介入実績ゼロの結果報告を受け、10月3日に発生したドル円の急落が日銀による介入ではなかったことがわかると、介入警戒感が後退し円売りが加速。150.77円まで上昇しました。
NY市場は、大幅続伸。
東京・欧州と続いた円売りの流れを引き継ぎ、NY勢も円売りで参入。ダウ平均の上昇を背景としたリスク選好の円売りもあって、昨年10月21日以来約1年ぶりの高値となる151.71円まで上昇しました。ただし、昨年高値151.94円が意識されると、日銀による介入警戒感が再燃。151.06円まで下落したものの下値は堅く、151.71円まで値を戻す展開となりました。
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本日(11月1日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足・週足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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