昨日(9月20日)のドル円相場
昨日(9月20日)のドル円は、上昇。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表およびパウエルFRB 議長のタカ派発言を受け、2022年11月4日以来の高値となる148.35円まで急伸しました。
東京市場は、下値が堅い。
神田財務官が「為替相場、米当局とは日ごろから極めて緊密に意思疎通」「行き過ぎた変動に対して適切な対応
をあらゆる手段を排除せず」などと発言したことを受け、介入警戒感から147.69円まで下落したものの、5・10日ということもあり、仲値公示に向けた実需のドル買いが優勢となり、147.94円まで上昇しました。
欧州市場は、往って来い。
東京市場のドル買いの流れを引き継ぎ、序盤に148.16円まで上昇したものの、政府・日銀による円買い介入への警戒感から円買いが優勢となり、147.82円まで下落しました。
NY市場は、下落後に急伸。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前にポジション調整目的のドル売りが優勢となり、147.46円まで下落しました。注目のFOMCでは、米連邦準備理事会(FRB)は、政策金利の据え置きを決定したものの、政策金利見通しを24年末・25年末ともに引き上げたことが伝わると、FRBの金融引き締めの長期化が意識され、米長期金利の上昇とともにドル買いが優勢となり、148.11円まで急伸しました。その後のパウエルFRB 議長の会見で、「年内2回の会合であと1回の利上げの見込み」「経済活動の力強さが金利引き上げを必要とする主な理由」「米国経済が予想より強ければさらに行動する必要がある」とのタカ派的な発言が伝わるとドル買いが加速。2022年11月4日以来の高値となる148.35円まで続伸しました。
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本日(9月21日)のドル円予想
1時間足・日足・週足のボリンジャーバンドは、ともに中心線が上向きとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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