昨日(8月2日)のドル円相場
昨日(8月2日)のドル円は、急落後に反発。
米国の格付け引き下げで142.23円まで下落したものの、米雇用関連指標の強い結果を受け、143.47円まで反発する底堅い値動きとなりました。
東京市場は、方向感を欠く。
米格付け会社フィッチ・レーティングスが米国の格付けを「AAA」から「AA 」に引き下げたことを受け、ドル売りが優勢となり、142.68円まで下落しました。その後、軟調推移だった時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことでドル買いが先行し143.35円まで値を戻したものの、日経平均株価の大幅下落を受け、リスク回避の円買いが優勢となり、再度142.63円まで下落する方向感を欠いた展開となりました。
欧州市場は、下値が堅い。
米国の格付け引き下げによるリスク回避のドル売りの流れが継続し、日通し安値となる142.23円まで下落しました。ただ、前日安値142.20円が意識されると下げ渋り、142.93円まで値を戻す底堅い値動きとなりました。
NY市場は上昇。
米7月ADP雇用統計(予想19.0万人 結果32.4万人)の市場予想を上回る強い結果を受け、ドル買いが優勢となり、米10年債利回りの上昇とともに日通し高値となる143.47円まで上昇しました。その後、ダウ平均が大幅に下落したことからリスク回避のドル売りが先行し、143.05円まで下落したものの下値は堅く、143.31円でNYをクローズしています。
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本日(8月3日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が横這いで推移しており、もみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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