先週末(7月28日)のドル円相場
先週末(7月28日)のドル円は、乱高下。
日銀金融政策決定会合で、長短金利操作(YCC)運用の見直しが決定されたことを受け、短時間で141.08円から138.04円まで急落する荒い値動きとなりました。
東京市場は、乱高下。
日銀金融政策決定会合の結果を控え、138.70円〜139.59円と89銭幅でもみ合いが続きましたが、日銀会合では、事前報道通り、「10年物国債金利について1.0%の利回りでの指値オペを行う」といった長短金利操作(YCC)の柔軟な運用を決定したことが伝わると円売りが優勢となり、141.08円まで急伸しました。ただし、141円台では戻り売りに押され、138.04円まで急落。その後も植田総裁の定例会見を控え、139.36円まで切り返す荒い展開となりました。
欧州市場は、上値が重い。
植田日銀総裁は、会見で「0.5%と1%の間での長期金利上昇を容認」と改めて発言し、140.07円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回りが上げ渋ると、ドル売りが優勢となり、138.84円まで下落しました。
NY市場は上昇。
6月個人消費支出(PCEデフレーター)(予想3.8% 結果3.0%)、PCEコア・デフレーター(食品・エネルギー除く)(予想0.3% 結果0.2%)など市場予想を下回る結果が伝わると、インフレ圧力の高まりを示さなかったことで米金利先高観が後退し、ダウ平均が上昇。リスク選好の円売りが優勢となり、日通し高値となる141.18円まで上昇しました。
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本日(7月31日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ?バンドは、中心線が下向きにとなっており、下落を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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