先週末(6月30日)のドル円相場
先週末(6月30日)のドル円は、4日ぶりに反落。
政府・日銀による為替介入への警戒が高まる中、米経済指標の弱い結果を受け、ドル売りが優勢となり、144.02円まで下落しました。
東京市場は、上値が重い。
日米金融政策の格差を背景としたドル買いが優勢となり、145円の大台を上抜け、昨年11月10日以来の高値145.06円まで上昇しました。その後、鈴木財務相から「急速で一方的な動きもみられる」「為替市場に高い緊張感をもって注視」との円安けん制発言を受け、円買いが優勢となり、144.61円まで下落しました。
欧州市場は軟調。
時間外の米10年債利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となり、144.90円まで上昇したものの、鈴木財務相からの円安けん制発言もあって介入への警戒から144.56円まで下落しました。
NY市場は下落。
5月米個人消費支出(PCE)価格指数(デフレーター)(予想4.7% 結果4.6%)が市場予想を下回る結果を受け、ドル売りが優勢となり、144.20円まで下落しました。引けにかけて小反発するも上値は重く144.17円でNYクローズしています。
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本日(7月3日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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