昨日(6月28日)のドル円相場
昨日(6月28日)のドル円は、2日続伸。
日米金融政策の格差を背景としたドル買いにより、昨年11/10以来の高値144.61円まで上昇しました。
東京市場は、下値が堅い。
朝方の神田財務官による「円安、過度な動きがあれば適切に対応」との円安けん制発言を受け、介入警戒感から円買いが優勢となり、一時143.72円まで下落したものの、日経平均株価の上昇を受け、リスク選好のドル買いが先行し、144.04円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場、上値が重い。
欧州株価の堅調な推移を背景にリスク選好のドル買いが優勢となり、144.25円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回り低下を受け、143.82円まで下落しました。
NY市場は上昇。
ECBフォーラムでのパウエル議長の「あと2回の利上げが多数派」「連続利上げの可能性を選択肢から外さず」とのタカ派発言に続き、植田日銀総裁の「基調的なインフレは目標を下回っているため政策変更を実施していない」といったハト派発言を受け、日米金融政策の格差を背景としたドル買い円売りが優勢となり、昨年11/10以来の高値144.61円まで上昇しました。その後日本政府の円買い介入を警戒した円買いから、144.12円まで下落したものの下値は堅く、引けにかけて144.53円まで値を戻す展開となりました。
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本日(6月29日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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