昨日(6月21日)のドル円相場
昨日(6月21日)のドル円は、上昇。
FRB議長議会証言の事前原稿の公表を受け、昨年11/11以来の高値となる142.36円まで上昇したものの、質疑応答での利上げに慎重な発言から141.68円まで反落しました。
東京市場は上昇。
パウエルFRB議長の議会証言を控えたポジション調整目的のドル売りから、141.28円まで下落したものの、時間外の米10年債利回りが上昇したことを受け、ドル買いが優勢となり、下落して始まった日経平均株価が一転上昇に転じたことを背景としたリスク選好の円売りも重なり、141.86円まで上昇しました。
欧州市場は、上値が重い。
時間外の米10年債利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となり、142.17円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回りが下落に転じ、上昇幅を縮めると一転ドル売りが優勢となり、141.70円まで下落しました。
NY市場は、上昇後に反落。
パウエルFRB議長の議会証言の事前原稿が公表され、「ほぼ全員の参加者が、年内にはさらなる利上げが適切と想定している」とタカ派的な内容だとわかるとドル買いが優勢となり、昨年11/11以来、約7か月半ぶり高値となる142.36円まで上昇しました。その後パウエルFRB議長が質疑応答にて、「利上げの初期段階ではスピードが重要だったが現在はそれほど重要ではない」「より緩やかなペースでの金利引き上げが合理的かもしれない」との利上げに慎重な発言すると、ドル売りが優勢となり、141.68円まで下落しました。
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本日(6月22日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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