先週末(6月16日)のドル円相場
先週末(6月16日)のドル円は、大幅続伸。
日米金利差拡大が意識されたドル買いが優勢となり、昨年11月以来7か月ぶりの高値となる141.91円まで上昇しました。
東京市場は、下値が堅い、
日経平均株価が下落したことを受け、リスク回避の円買いが優勢となり、139.85円まで下落したものの、日銀金融政策決定会合にて、金融政策の現状維持が発表されると一転円売りが優勢となり、140.80円まで上昇しました。
欧州市場は上昇。
日銀会合で大規模な金融緩和策の維持が決定されたことや、植田日銀総裁による「2%物価安定目標の達成にはなお時間がかかる」「機動的に対応しつつ粘り強く緩和継続」との発言を受け、円売りが優勢となり、141.40円まで上昇しました。
NY市場は続伸。
米10年債利回りの上昇を受け、ドル買いが優勢となり、ウォラーFRB理事の「インフレ低下に向けた進展は
遅く、幾分の追加引き締めが必要となる可能性」との発言や、バーキン米リッチモンド連銀総裁による「インフレ鈍化がなければ、さらなる利上げを容認」とFRB高官によるタカ派発言が相次いたことから、ドル買いが加速し、昨年11月以来7か月ぶりの高値となる141.91円まで上昇しました。
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本日(6月19日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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