昨日(5月25日)のドル円相場
昨日(5月25日)のドル円は、2日続伸。
連日にわたるFRB 高官によるタカ派発言や米経済指標の強い結果を受け、米金利先高観からドル買い円売りが優勢となり、昨年11/23以来、約半年ぶりとなる140.22円まで上昇しました。
東京市場は、下値が堅い。
格付け機関のフィッチおよびムーディーズが、米国の格付け(AAA)の見通し変更を示唆したことを受け、早朝に139.46円から138.80円まで急落しました。ただ、連日にわたるFRB 高官によるタカ派発言を背景とした米金利先高観から、139円割れでは押し目買い意欲も旺盛で、ドル買い円売りが優勢となり、139.70円まで上昇しました。
欧州市場は、底堅い。
時間外の米10年債利回りの低下を受け、ドル売り円買いが優勢となり、139.27円まで下落したものの、米金利先高観から139.63円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は続伸。
米10年債利回りの低下を受けドル売り円買いが優勢となり、139.15円まで下落したものの、米1-3月期実質GDP改定値(予想+1.1% 結果 1.3%)、米新規失業保険申請件数(予想24.5万件 結果22.9万件)、米4月シカゴ連銀全米活動指数(予想-0.20 結果0.07)が軒並み市場予想を上回る強い結果だったことで、米経済後退懸念が後退しドル買い円売りが先行。リッチモンド連銀バーキン総裁による「労働市場は非常に強い」とのタカ派的な発言が伝わるとドル買い円売りが加速し、昨年11/23以来となる140.22円まで上昇しました。
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本日(5月26日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きに転じ、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
また、月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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