昨日(5月23日)のドル円相場
昨日(5月23日)のドル円は、方向感を欠く。
米債務上限問題を巡る警戒感の後退やFRB 高官によるタカ派発言を受け、ドル買い円売りが優勢となり、昨年11/30以来、約半年ぶりの高値となる138.90円まで上昇したもののも、戻り売りに押され反落する展開となりました。
東京市場は、もみ合い。
米共和党のマッカーシー下院議長が、バイデン米大統領との協議後に「今までのどの協議よりも良かった」との見解を示すと、米債務上限問題を巡る警戒感が後退したことでドル買い円売りが優勢となり、年初来高値となる138.87円まで上昇したものの、利食い売りに押され、138.35円まで下落する方向感を欠いた値動きとなりした。
欧州市場は、底堅い
夜間取引での日経平均先物が、300円超下落したことを受け、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、138.24円まで下落したものの、米10年債利回りの上昇に一転ドル買い円売りが優勢となり、138.59円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は、方向感を欠く。
ミネアポリス連銀カシュカリ総裁による「インフレ率が高止まりした場合、追加利上げが必要となる」とタカ派的な発言が伝わると、米10年債利回りの上昇とともにドル買い円売りが優勢となり、昨年11/30以来、約半年ぶりの高値となる138.90円まで上昇し、年初来高値を更新しました。その後戻り売りに押され、138.29円まで下落したものの、下値は堅く138.82円まで値を戻す展開となりました。引けにかけて反落するも下値は堅く、138.58円でNYをクローズしています。
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本日(5月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が穏やかな下向きで、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
また、月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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