昨日(5月22日)のドル円相場
昨日(5月22日)のドル円は、上昇。
米債務上限問題を巡る警戒感の後退からドル買い円売りが優勢となり、FRB 高官によるタカ派発言も相場を支え、138.68円まで上昇しました。
東京市場は、底堅い。
時間外の米10年債利回りが低下したことを受け、ドル売り円買いが優勢となり、137.48円まで下落したものの、先週末安値の137.42円が意識されると下げ渋り、日経平均株価が1990年7月以来、約33年ぶりに3万1000円台を回復すると、時間外の米10年債利回りの上昇とともにドル買い円売りが優勢となり、138.04円まで値を戻す底堅い展開となりました。
欧州市場は上昇。
137円後半でのもみ合いが続きましたが、米10年債利回りが上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり、138.34円まで上昇しました。
NY市場は続伸。
バイデン米大統領による「マッカーシー下院議長との電話会談はうまくいった」との発言から米債務上限問題を巡る警戒感が後退したことや、セントルイス連銀ブラード総裁による「今年あと2回の利上げを予想」とのタカ派的な発言からドル買い円売りが優勢となり、138.66円まで上昇しました。その後、「米国防総省(ペンタゴン)近くで大規模な爆発が起こった」との報道が伝わると、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、137.97円まで下落するも、SNS上での虚偽のニュースだったことがわかると、一転ドル買い円売りが優勢となり、日通し高値となる138.68円まで上昇しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、138.59円でNYをクローズしています。
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本日(5月23日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
また、月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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