先週末(5月19日)のドル円相場
先週末(5月19日)のドル円は、7日ぶりに反落。
米10年債利回りの上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり上昇するも、米債務上限問題を背景としたリスク回避のドル売り円買いから137.42円まで急落する展開となりました。
東京市場は軟調。
4月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(予想3.4% 結果3.4%)が日銀の4月展望レポート見通しを上回る結果となったことで、ドル売り円買いが優勢となり、138.27円まで下落しました。
欧州市場は、底堅い。
時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことを受け、ドル買い円売りが優勢となり、138.45円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は、上値が重い。
米10年債利回りの上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり、138.65円まで上昇したものの、米債務上限問題を巡る与野党の交渉について、共和党の交渉担当者が突然退席し、交渉が行き詰まっているとの報道が伝わったことや、イエレン米財務長官が「一連の銀行破綻を受け一段の銀行合併が必要になる可能性がある」と警告したことで、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、日通し安値となる137.42円まで急落しました。その後、米10年債利回りの上昇を受け138.13円まで反発したものの上値は重く、137.68円まで再度下落する展開となりました。
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本日(5月22日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
また、月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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