昨日(5月16日)のドル円相場
昨日(5月16日)のドル円は、4日続伸。
FRB高官のタカ派発言を受けて米利上げ先高感からドル買い円売りが優勢となり、5/2以来、約2週間ぶりの高値となる136.68円まで上昇しました。
東京市場は、上値が重い。
米債務上限問題を巡ってバイデン米大統領と共和党・議会指導部の会談を控え、ポジション調整目的のドル売り円買いが優勢となり、136.10円〜135.88円と22銭幅で軟調に推移しました。
欧州市場は下落。
米10年債利回りの低下を受け、ドル売り円買い買いが優勢となり、135.68円まで下落しました。
NY市場は上昇。
米4月小売売上高(予想0.8% 結果0.4%)の市場予想を下回る結果を受けて、一時135.65円まで下落するも、その後発表された米4月鉱工業生産(予想0.0% 結果0.5%)や米5月NAHB住宅市場指数(予想45 結果50)の市場予想を上回る強い結果を受け、ドル買い円売りが優勢となる中、クリーブランド連銀メスター総裁による「労働市場は依然としてかなりタイト」「金利は十分に制限された水準にない」、リッチモンド連銀バーキン総裁による「インフレについてはまだ納得が得られない」「必要なら追加利上げの可能性」、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁による「経済は容認できないほどの高インフレに直面している」とのFRB 高官によるタカ派的な発言が相次ぎ伝わると、ドル買い円売りが加速し、5/2以来、約2週間ぶりの高値となる136.68円まで上昇しました。引けにかけて反落するも下値は堅く、136.33円でNYをクローズしています。
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本日(5月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ?バンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
週足ボリンジャ?バンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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