昨日(4月25日)のドル円相場
昨日(4月25日)のドル円は、下落。
米経済指標の弱い結果と米金融システム不安を背景とした、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、133.36円まで下落しました。
東京市場は、上値が重い。
米ファーストリパブリック銀行が決算発表で預金額の大幅減少が明らかになると、同社株が時間外で17%超急落。米金融システム不安からリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、133.97円まで下落しました。その後、5・10日(ゴトー日)要因で輸入企業による実需のドル買い円売りが先行し134.41円まで値を戻したものの上値は重く、134.07円まで下落する展開となりました。
欧州市場は下落。
植田日銀総裁による「現行のYCCによる金融緩和継続が適当」とのハト派的な発言からドル買い円売りが優勢となり、134.48円まで上昇したものの、米地銀ファーストリパブリック銀行株の大暴落でのリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、133.81円まで下落する展開となりました。
NY市場は続落。
米4月リッチモンド連銀製造業指数(予想-8 結果-10)、米4月コンファレンスボード消費者信頼感指数(予想104.0 結果101.3)が市場予想を下回る結果だったことを受け、米10年債利回りの低下とともに、ドル売り円買いが優勢となり、日通し安値となる133.36円まで急落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、133.72円でNYをクローズしています。
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本日(4月26日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きに転じており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドは、中心線が上向き、上昇を示唆しています。
週足ボリンジャ―バンドは、中心線が下向きから横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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