昨日(3月15日)のドル円相場
昨日(3月15日)のドル円は、大幅下落。
クレディ・スイスの経営破綻懸念からリスク回避の円買いが優勢となり、1か月ぶりの安値となる132.21円まで急落しました。
東京市場は、もみ合い。
時間外の米10年債の動向に沿う値動きで、134.03円〜134.60円と57銭幅で方向感を欠いた展開となりました。
欧州市場は、上昇後に大幅下落。
時間外の米10年債の上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり、日通し高値となる135.12円まで上昇したものの、クレディ・スイスの株価急落で金融システム不安が再燃。欧州株価の軟調推移を背景にリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、133.39円まで急落しました。
NY市場は、続落後に持ち直し。
クレディ・スイスの経営破綻懸念からリスク回避の円買いが優勢となる中、米2月卸売物価指数(PPI)(予想+5.4% 結果+4.6%)、コア指数(予想+5.2% 結果+4.4%)、米2月小売売上高(予想-0.3% 結果-0.4%)が軒並み市場予想を下回る弱い結果となったことでドル売り円買いが加速し、1か月ぶりの安値となる132.21円まで急落しました。その後、スイスの連邦金融市場監督機構(FINMA)とスイス国立銀行(中央銀行)が「必要であれば、スイス中銀はクレディ・スイスに流動性を提供する」と共同声明を発表したことでリスク回避姿勢が後退し、133.77円まで値を戻す展開となりました。
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本日(3月16日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きで、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドでは、中心線が横ばいに転じており、もみ合いを示しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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