先週末(3月10日)のドル円相場
先週末(3月10日)のドル円は、上昇後に急落。
日銀が金融緩和策を維持することを決定したことで136.99円まで上昇したものの、米雇用統計の結果を受けて134.11円まで下落する展開となりました。
東京市場は、下値が堅い。
時間外の米10年債利回りの低下を背景に、135.81円まで下落したものの、日銀が金融政策決定会合にて金融緩和策維持を決定したことを受け、ドル買い円売りが優勢となり、136.97円まで急伸しました。その後利食いに売りに押され、136.17円まで下落したものの下値は堅く、136.80円まで値を戻す荒い値動きとなりました。
欧州市場は、下落後に反発。
米雇用統計を控えたポジション調整目的のドル売り円買いに押され136.09円まで下落したものの、日銀が大規模な金融緩和策維持を決定したことでの買い意欲は旺盛で、136.99円まで反発する展開となりました。
NY市場は急落。
米雇用統計では、2月非農業部門雇用者数(予想20.5万人 結果31.1万人)が市場予想を上回る結果だったものの、2月失業率 (予想3.4% 結果3.6%)、2月平均時給が前月比(予想0.3% 結果0.2%)、前年同月比(予想4.7% 結果4.6%)ともに市場予想を下回る弱い結果だったことで、米金利先高観が後退し、ドル売り円買いが優勢となり、134.11円まで急落しました。その後135.11円まで持ち直すも上値は重く、134.90円でNYをクローズしています。
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本日(3月13日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きで、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ?バンドでは、中心線が上向きで上昇を示しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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