先週末(2月24日)のドル円相場
先週末(2月24日)のドル円は、2日続伸。
次期日銀総裁候補の植田氏のハト派的な発言から金融緩和策の修正に対する警戒感が後退し、昨年12月20日以来、約2か月ぶりの高値136.52円まで上昇しました。
東京市場は、神経質な値動き。
次期日銀総裁候補の植田氏による衆院議院での所信聴取にて「現在の金融政策は適切」との発言が伝わると、ドル買い円売りが先行し134.89円まで急伸しました。その後、135円を手前に利食いの売りに押され、134.05円まで下落するも、植田氏の発言がハト派的な内容が目立ったことで、再び134.91円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は上昇。
欧州勢は、東京市場の流れを引き継ぎドル買い円売りで参入し、135.45円まで上昇しました。
NY市場は続伸。
1月米個人消費支出(PCEデフレーター)(予想5.0% 結果5.4%)や食品とエネルギーを除くPCEコアデフレーター(予想0.4% 結果0.6%)が市場予想を上回る結果だったことを受け、FRBによる金融引き締めの長期化が意識され、ドル買い円売りが優勢となり、昨年12月20日以来、約2か月ぶりの高値となる136.52円まで上昇しました。
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本日(2月27日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きで、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドでは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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