昨日(2月10日)のドル円相場
先週末(2月10日)のドル円は、急落後に急反発。
日本政府が日銀新総裁に植田和男氏を起用する人事を固めたとの報道により、大規模緩和策が見直されるとの思惑が浮上したことで2/3ぶりに129.79円まで急落したものの、同氏による金融緩和継続路線ともとれる発言を受け、131.50円近辺まで急反発する展開となりました。
東京市場は、荒い値動き。
日銀新総裁人事で有力視されていた雨宮日銀副総裁が、「現段階ではさらなるYCCの柔軟化が必要とは考えていない」と述べたことでドル買い円売りが優勢となり、131.88円まで上昇したものの、その後は伸び悩み、131.40円近辺まで下落する展開となりました。
欧州市場は急落後に急反発。
日銀新総裁人事で植田和男氏を起用するとの報道が伝わると、現在の大規模緩和策が見直されるとの思惑が浮上し、ドル売り円買いが優勢となり、一時2/3ぶりのとなる129.79円まで急落しました。その後、同氏による「現在の日銀の金融政策は適切、緩和の継続が必要」との発言を受け、131.50円近辺まで急騰する展開となりました。
NY市場は、底堅い。
米10年債利回りが1/6以来の高水準となる3.73%台まで上昇したことや、米2月ミシガン大学消費者信頼感指数(予想65.0 結果66.4)が良好な結果となったを受け、ドル買い円売りが優勢となり、131.59円まで上昇しました。
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本日(2月13日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は横這いで、もみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャ?バンドでは中心線が横這いから上向きに転じており、上昇を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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