昨日(2月8日)のドル円相場
昨日(2月8日)のドル円は、上昇。
パウエルFRB議長による発言が意識され130.59円まで下落するも、FRB高官によるタカ派的な発言を受け、米金利先高観から131.53円まで反発する展開となりました。
東京市場は、方向感を欠いた値動き。
早朝に発表されたパウエルFRB議長による「ディスインフレのプロセスが始まった」との発言が意識され、時間外の米10年債利回りの低下とともにドル売り円買いが優勢となり、130.72円まで下落しました。ただ、時間外の米10年債利回りが上昇に転じると131.38円まで値を戻す展開となり、その後は131円前半でのもみ合いとなりました。
欧州市場は下落。
パウエルFRB議長の発言が意識され、欧州勢はドル売り円買いで参入し、日通し安値となる130.59円まで下落しました。
NY市場は反発。
米10年債利回りが1か月振りの高水準まで上昇するとドル買い円売りが先行し、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁による「状況変化すれば25bpより大きな利上げも可能」とのタカ派的な発言が伝わるとドル買い円売りが加速。日通し高値となる131.53円まで上昇しました。その後、米10年債利回りが低下に転じたことで131.08円まで下落するも、ウォラーFRB理事による「インフレは依然として非常に高いため、さらに多くのことを行う必要がある」「しばらくの間、金融引き締め政策を維持する必要がある」などの発言が伝わると131.46円まで反発する底堅い展開となりました。
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本日(2月9日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きで、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドでは中心線が穏やかな下向きとなっており、下落を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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