昨日(12月19日)のドル円相場
昨日(12月19日)のドル円は、上昇。
政府・日銀の共同声明改定報道を受けて下落したものの、官房長官による報道内容の否定および米10年債利回りの上昇を受け、137.16円まで反発する展開となりました。
東京市場は、もみ合い。
週末「政府内の一部で政府と日銀が定めた共同声明の見直し論が浮上している」との報道から、日銀の大規模緩和策の修正につながるとの思惑で売りが先行し、早朝135.81円まで下落しました。その後、松野官房長官が報道に対して「そのような方針を固めた事実はない」との見解を示すと136.61円台まで下値を切り上げたのち、再度135.76円まで下落するなど、方向感を欠いた値動きとなりました。
欧州市場は下値が堅い。
欧州勢参入は日銀報道から円買いで参入し、135.75円まで下落したものの、時間外取引の米10年債利回りが上昇したことを背景に、136.35円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は上昇。
日銀の金融緩和修正観測から円買いドル売りの姿勢だった向きのショートカバーが優勢となり、日通し高値となる137.16円まで上昇しました。その後、日銀金融政策決定会合を翌日控えたポジション調整目的の売りから136.71円まで下落したものの、引けにかけて小反発し、136.89円でNYをクローズしています。
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本日(12月20日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドの中心線は上向きで、上昇を示唆しています。また、日足ボリンジャーバンドは中心線が下向きとなっているものの、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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