先週末(12月16日)のドル円相場
先週末(12月16日)のドル円は、下落。
137円前半でのもみ合いが続いていた中、米経済指標の市場予想を下回る結果を受けて、136.29円まで下落しました。
東京市場は、弱含み。
前日の大幅上昇から利食い売りが優勢となり、136.95円まで下落したものの、137円割れでは押し目買い意欲も旺盛で下げ渋る展開となりました。
欧州市場は軟調。
FOMC、ECBと重要イベントを通過したことで、大きな方向感が出ない中、136.81円〜137.38円と57銭幅で軟調な推移となりました。
NY市場は続落。
米12月PMI速報値が、サービス部門(予想46.8 結果44.4)、米12月製造業PMI速報値(予想47.7 結果46.2)、米12月総合PMI速報値(予想47.0 結果44.6)と軒並み市場予想を下回ったことで、円買いドル売りが優勢となり、米10年債利回りの低下とともに、日通し安値となる136.29円まで下落しました。ただ、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が「政策金利は14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示した政策金利見通しよりも高くなる可能性がある」と発言したほか、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁は「物価安定の目標には程遠い」などとタカ派的な発言が相次いだことから、引けにかけて円売りドル買いが優勢となり、136.75円まで値を戻す展開となりました。
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本日(12月19日)のドル円予想
1時間足・日足ともにボリンジャーバンドの中心線は下向きで、下落を示唆しています。また、週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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