昨日(12月15日)のドル円相場
昨日(12月15日)のドル円は、大幅上昇。
ECBのタカ派姿勢に欧州株の大幅続落を背景にリスク回避のドル買いが優勢となり、ドル円は11月30日以来、約2週間ぶりの高値となる138.17円まで上昇しました。
東京市場は、小幅に上昇。
時間外の米10年債利回りが上昇したことを受け、円売りドル買いが優勢となり、135.88円まで上昇しましたが、その後米10年債利回りが低下したことで、135.52円まで下落する展開となりました。
欧州市場は上昇。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、2023年末時点の政策金利見通しが引き上げられたことで、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が意識され、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢となり、136.92円まで上昇しました。
NY市場は続伸。
米11月小売売上高(予想-0.1% 結果-0.6%)をはじめ、米12月フィラデルフィア連銀、米12月ニューヨーク連銀製造業景気指数ともに市場予想を下回る結果となったことを受けて、136.17円まで下落しました。ただ、欧州中央銀行(ECB)が、政策金利を市場予想通り2.50%に引き上げたことや、声明文で「金利は安定したペースで大幅上昇する必要性あり」とのタカ派的な見解を示したことで欧米株価が急落。これを受けてリスク回避のドル買いが優勢となり、11月30日以来、約2週間ぶりの高値となる138.17円まで上昇しました。
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本日(12月16日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線上向きで、上昇を示唆しています。また、日足ボリンジャーバンドは下向きで、下落を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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