昨日(12月14日)のドル円相場
昨日(12月14日)のドル円は、乱高下。
FOMCの結果公表を前に134.51円まで下落したものの、公表後に135.99円まで急伸。その後のパウエルFRB議長の会見を受け、134.79円まで急落する荒い値動きとなりました。
東京市場は、もみ合い。
135.28円〜135.73円と45銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
欧州市場は下落。
「日銀は来年4月に発足する新体制下で金融政策の点検や検証を実施する可能性がある」との報道が伝わると、円買いドル売りが優勢となり、12/5以来の安値となる134.52円まで急落しました。ただ、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控えて、もみ合いとなりました。
NY市場は乱高下。
FOMCでは市場予想通り0.50%の利上げが実施され、同時に公表された政策金利見通しは2023年末時点の中央値が5.125%と前回4.625%から引き上げられたことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が改めて意識され円売りドル買いが優勢となり、135.88円まで急伸しました。また、その後のパウエルFRB議長の会見で「今回の決定後も政策スタンスはまだ十分に抑制的ではない」とのタカ派的な発言から、米10年債利回りの上昇とともに円売りドル買いが加速し、135.99円まで上値を伸ばしましたが、会見内で「政策決定はすべて最新のデータ次第」「十分抑制的な金利水準に近づきつつある」とも発言したことが伝わると、米10年債利回りが急低下するとともに一転ドル売りが優勢となり、134.79円まで下落する展開となりました。引けにかけて持ち直し、135.46円でNYをクローズしています。
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本日(12月15日)のドル円予想
1時間足・日足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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