先週末(12月9日)のドル円相場
先週末(12月9日)のドル円は、3日続落。
米11月卸売物価指数(PPI)の好結果を受けて136.91円まで上昇したものの、翌週の消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えたポジション調整目的の売りに押され、下落する展開となりました。
東京市場は下落。
仲値公示に向けて実需の円売りドル買いが先行し、136.88円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回りが低下したことを受け、135.76円まで下落する展開となりました。
欧州市場は、上値が重い。
時間外の米10年債利回りが上昇に転じると、円売りドル買いが優勢となり、136.46円まで値を戻したものの、利食いの売りに押され135.68円まで下落する展開となりました。
NY市場は上昇。
米11月卸売物価指数(PPI)が、前月比(予想0.2% 結果0.3%)、前年同月比(予想7.2% 結果7.4%)と市場予想を上回ったほか、食品とエネルギーを除くコア指数でも前月比(予想0.2% 結果0.4%)、前年同月比(予想5.9% 結果6.2%)ともに予想を上回る強い結果だったことを受け、円売りドル買いが先行。その後発表された、米12月ミシガン大学消費者態度指数(予想56.9 結果59.1)も予想を上回る好結果となったことが伝わると円売りドル買いが加速し、日通し高値となる136.91円まで上昇しました。ただし、翌週の米11月消費者物価指数(CPI)や米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを控えて買いも続かず、徐々に値を下げる展開となりました。
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本日(12月12日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が上昇に転じており、上昇を示唆しています。また、日足ボリンジャーバンドは中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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