昨日(11月30日)のドル円相場
昨日(11月30日)のドル円は、3日続落。
米主要経済指標の好結果にドル買いが優勢となり、139.89円まで上昇するも、その後のパウエルFRB議長のハト派的な発言を受け、137.64円まで急落する荒い値動きとなりました。
東京市場は、もみ合い。
翌朝のパウエルFRB議長の講演を控えて、138.37円〜138.95円と58銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
欧州市場は上昇。
時間外の米10年債利回りが上昇したことを受け、139.04円まで上昇しました。
NY市場は、上昇後に急落。
米11月ADP雇用統計(予想20.0万人 結果12.7万人)が市場予想を下回る結果となったことを受け、ドル売りが先行したものの、その後発表された、米7-9月期四半期実質国内総生産(GDP)(予想2.7% 結果2.9%)や米7-9月期四半期コアPCE・改定値(予想4.5% 結果4.6%)が市場予想を上回る好結果となったことでドル買いが優勢となり、139.89円まで急伸しました。
ただし、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で「利上げペースを緩めることは理にかなっている」「利上げペースを緩める時期は早ければ12月となる可能性」とハト派的な発言が伝わると、米利上げペース鈍化観測が強まり、米10年債利回りの急低下とともにドル売りが優勢となり、日通し安値となる137.64円まで急落する展開となりました。
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本日(12月1日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドでは、中心線が下向きで下落を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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