昨日(11月28日)のドル円相場
昨日(11月28日)のドル円は、急落後に反発。
8/26以来、約3か月ぶり安値となる137.50円まで急落後、FRB高官によるタカ派的な発言を受け、反発する展開となりました。
東京市場は下落。
中国におけるゼロコロナ政策への不満から中国各地でデモ活動が拡大していることで、中国の経済不安が広がり、リスク回避の円買いが先行。時間外の米10年債利回りが低下したことで円買いドル売りが加速し、138.17円まで下落しました。
欧州市場は続落。
欧州勢は、東京市場のリスク回避の流れを引き継ぎ、円買いドル売りで参入し、11/15安値137.66円を下抜け、8/26以来、約3か月ぶり安値となる137.50円まで下落しました。
NY市場は反発。
セントルイス連銀ブラード総裁が「市場はFOMCがより積極的になる可能性があることを過小評価」、「2024年に入っても利上げを継続する可能性も」と発言したことや、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁が「中銀はインフレ抑制の為に一段の行動を取る必要がある」「追加利上げは経済のバランス回復に役立つ」とのタカ派的な発言を受けて、米10年債利回りの上昇とともに、円売りドル買いが優勢となり、139円まで値を戻す展開となりました。引けにかけても底堅く推移し、138.92円でNYをクローズしています。
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本日(11月29日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が横ばいに転じており、もみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドでは、中心線が下向きで下落を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/11/28)(PDF)