昨日(11月16日)のドル円相場
昨日(11月16日)のドル円は、小幅に上昇。
ポーランドにロケット弾が着弾したとの一報を受け、地政学リスクを背景とした円買いドル売りで138.73円まで下落したものの、その後の地政学リスクの後退から140.29円まで切り返す展開となりました。
東京市場は上昇。
ポーランド外務省によるロシアのロケット弾が着弾したとの正式発表を受け、地政学リスクから円買いドル売りが優勢となり、138.73円まで下落しました。その後、バイデン米大統領が「軌道を見る限りロシアから発射された可能性は低い」との見解を示すと、地政学リスクの後退からショートカバーによる円売りドル買いが先行し、140.29円まで切り返す値動きとなりました。ただし、急激に上げた反動から利食い売りに押され、139.63円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は下落。
時間外取引の米10年債金利の低下を背景にドル売りが優勢となり、139.18円まで下落しました。
NY市場は、方向感を欠いた展開。
米10月小売売上高(予想1.0% 結果1.3%)が市場予想を上回ったことで円売りドル買いが優勢となり、140.03円まで上昇しましたが、その後発表された米10月鉱工業生産(予想0.1% 結果-0.1%)が市場予想を下回る結果となったことや米10年債利回りの低下を背景に円買いドル売りが優勢となり、139.04円まで下落する展開となりました。その後は大きな方向感はなく、139.25円〜139.71円と46銭幅でのもみ合いとなりました。
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本日(11月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が穏やかな下向きで下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっていますが、 2σが収斂していることから一旦は下げ止まりを示唆しています。なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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