昨日(11月14日)のドル円相場
昨日(11月14日)のドル円は、上昇。
ウォラーFRB理事のタカ派的な発言を受けて140.80円まで急伸。その後ブレイナードFRB副議長によるハト派的な発言により139.64円まで下落する展開となりました。
東京市場は、下値が堅い。
ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が「10月CPIはある時点のデータに過ぎず、一定期間のCPI動向を見る必要がある」「インフレ率が低下しているという明確で強い証拠がない限り、金利は引き下げられない」との見解を示したことで、早朝からドル買いが強まり、139.92円まで上昇しました。その後140円を手前に戻り売りが優勢となったことで138.80円まで下落するも、138円台では押し目買い意欲も旺盛で、139.68円まで切り返す展開となりました。
欧州市場は上昇。
ウォラーFRB理事のタカ派的な発言が意識され、欧州勢は円売りドル買いで参入。日通し高値となる140.80円まで急伸しました。
NY市場は下落。
ブレイナードFRB副議長による「コアインフレ率に焦点を当てている」「利上げペースの減速に移行するのに適切な時期は近い」「急激な引き締めは経済に波及効果を生み出す」とのハト派的な発言を受けて、米利上げペースの鈍化観測が強まり、139.64円まで下落する展開となりました。
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本日(11月15日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きに転じており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が下向きに転じており、エクスパンションを形成していることから強い下落を示唆しています。なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/11/14)(PDF)