先週末(10月21日)のドル円相場
先週末(10月21日)のドル円は、13日ぶりに反落。
米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢となり、32年ぶりの高値151.94円まで上昇するも、米利上げ減速懸念に加え、政府・日銀による介入実施観測から、一気に146.16円まで急落する展開となりました。
東京市場は上昇。
前日NY市場のドル買いの流れを引き継ぎ、円売りドル買いが優勢となるなか、時間外の米10年債利回りが4.26%台まで上昇したことを背景にドル買いが加速。150.43円まで上昇し、1990年以来の高値を更新しました。
欧州市場は続伸。
欧州勢参入後は、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢となり、東京高値を上抜き、151.59円まで続伸。欧州市場に入って1990年以来の高値をさらに更新する展開となりました。
NY市場は、急落。
日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢となるなか、米10年債利回りが一時4.33台と2007年11月以来の高水準を記録すると、151.94円まで上昇し、1990年7月以来32年ぶりの高値を更新しました。
ただ、米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャーによる「米連邦公開市場委員会(FOMC)の一部の当局者は、過度な景気悪化を警戒し、利上げ減速や来年早々の利上げ停止を求めている」と報じられたことで下落に転じる中、政府・日銀による円買い介入実施の観測により、一気に146.16円まで急落しました。その後、引けにかけて148.43円まで反発しNYクローズとなりました。
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本日(10月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線上向きで上昇を示唆しており、上昇を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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