昨日(10月20日)のドル円相場
昨日(10月20日)のドル円は、12日続伸。
日米金利差拡大を見越した円売りドル買いから、150円の大台を突破。約32年2か月ぶりの高値を更新し、150.28円まで上昇しました。
東京市場は、小幅に上昇。
朝方に149.53円台まで下落したものの、時間外の10年債利回りが、2008年以来の高水準となる4.14%まで大幅上昇となったことを背景に円売りドル買いが優勢となり、149.96円まで上昇しました。
欧州市場は、底堅い。
欧州勢参入後は、150円の大台を前に149.91円〜149.98円とわずか7銭幅でのもみ合いが続きましたが、仕掛け的な買いから150.09円まで上昇しました。その後、神田財務官による「必要な行動が取れる体制は常にできている」「円買い介入の原資は無限にある」などの円安けん制発言や、大台達成による利食い売りから149.63円まで急落する展開となりました。ただし、時間外の米10年債金利の上昇を背景にしたドル買いが優勢となり、米金利先高観からなる押し目買いから、149.97円まで値を戻す荒い値動きとなりました。
NY市場は、12日続伸。
NYダウ平均の上昇を背景にリスク選好のドル売りが優勢となり、149.55円まで下落したものの、米10年債利回りが2008年6月以来の高水準となる4.24%台を記録したことで一転、買いが優勢となり、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁が「インフレ抑制の進展が見られず失望している。政策金利を年末までに4%をはるかに上回る水準まで引き上げるだろう」とのタカ派的な発言が伝わると日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが加速。150.28円まで上昇し、1990年8月以来32年ぶりの高値を更新しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、150.13円でNYをクローズしています。
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本日(10月21日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっており上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線上向きで上昇を示唆しており、上昇を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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