先週末(10月14日)のドル円相場
先週末(10月14日)のドル円は、8日続伸。
日米金利差拡大を見越した円売りドル買いから、1990年8月以来32年ぶりの高値となる148.86円まで上昇しました。
東京市場は、底堅い。
前日NY市場の円売りドル買いの流れを引き継ぎ、147.45円まで上昇しました。その後利食い売りに押され147.07円まで下落したものの、日経平均株価の大幅高を背景に円売りドル買いが優勢となり、147.47円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は、上昇。
前日の米9月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果だったことを受けて、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利上げが継続するといった見方から円売りドル買いが優勢となり、147.88円まで上昇しました。
NY市場は、急伸。
10月米ミシガン大学消費者態度指数(予想59.0 結果59.8)と市場予想を上回ったことが伝わるとドル買いが加速し、節目の148.00円を上抜けて、ストップを巻き込みながら1990年8月以来32年ぶりの高値となる148.86円まで上昇しました。その後、鈴木財務相による「日本は為替市場の高いボラティリティを極めて憂慮している」との円安牽制発言から、148.50円まで下落したものの、引けにかけて底堅く推移し、148.68円でNYをクローズしています。
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本日(10月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっておりますが、-2σが収斂しており、上昇に一服感が出ています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上抜きで上昇を示唆しており、ボリンジャーバンドの幅がエクスパンションを形成していることから、上昇トレンドの継続を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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