昨日(10月4日)のドル円相場
昨日(10月4日)のドル円は、2日続落。
日米金融政策格差を背景とした円売りドル買いから上昇したものの、米10年債利回りの低下を背景に下落する展開となりました。
東京市場は上昇。
北朝鮮による日本上空を通過する弾道ミサイルの発射を受けて、リスク回避の円買いから144.45円まで下落したものの、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いや、日経平均株価の大幅上昇によるリスク選好の円売りが優勢となり、144.91円まで上昇しました。
欧州市場は上値が重い。
欧州勢参入後、144円後半でのもみ合いが続く中、政府・日銀による介入警戒感も根強く、144.52円まで下落する展開となりました。
NY市場は下落。
欧米株価の堅調な推移を受けて、リスク選好の円売りドル買いが優勢となり、144.93円まで上昇したものの、米労働省が発表した8月の雇用動態調査(JOLTS)で、求人件数が1005.3万件(前回1117.0万件)と2020年4月以来の大幅な減少だったことが伝わると、米10年債利回りが9/22以来となる3.56%へ急低下し、日通し安値となる143.89円まで下落する展開となりました。
引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、144.03円でNYをクローズしています。
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本日(10月5日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっているものの、±2σが収斂しているため、もみ合いを示唆しています。なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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