昨日(9月19日)のドル円相場
昨日(9月19日)のドル円は、小幅上昇。
米中関係悪化が懸念され、リスク回避の円買いドル売り下落するも、米10年債利回りが2011年4月以来、約11年5か月ぶりの高水準まで上昇したことを受けて143.64円まで上昇する展開となりました。
東京市場は、底堅い。
祝日で休場となり、流動性が低下する中、バイデン米大統領が「中国が台湾に侵攻した場合は米軍が防衛する」と発言したことで、地政学リスクへの警戒感から円買いドル売りが優勢となり、142.64円まで下落しました。ただ、時間外のダウ先物がプラス圏での推移を続けていたことから下げ渋り、143.29円まで反発する展開となりました。
欧州市場は、堅調。
英国がエリザベス女王の国葬のため休日となり、ロンドン市場も休場となったことで、取引も閑散となる中、米10年債利回りが2011年4月以来、約11年5か月ぶりの高水準となる3.51%へ急上昇したことを背景にドル買いが優勢となり、日通し高値となる143.64円まで上昇しました。
NY市場は、下落。
米9月NAHB住宅市場指数(予想47、結果46)が市場予想を下る結果となったことで、米10年債利回りが3.51%から3.49%まで低下したことを受け、ドル売りが加速し、143.15円まで下落する展開となりました。
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本日(9月20日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きに転じていますが、バンド幅が縮小していることから、もみ合いを示唆しています。日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きのため、上昇を示唆しているものの、9月7日高値と9月14日高値でダブルトップを形成しているため、押し目が入りやすい形状となっています。
また、週足、月足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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