昨日(9月14日)のドル円相場
昨日(9月14日)のドル円は、大幅下落。
日銀によるレートチェック実施の報道で、円買いドル売り介入に対する警戒感から、142.55円まで大幅な下落となりました。
東京市場のドル円は、急落。
前日の良好な米8月CPIを受けて、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ期待により、ドル買いが強まり、144.95円まで上昇しましたが、神田財務官や松野官房長官からの相次ぐ円安けん制発言のほか、鈴木財務相から「状況が続くならばあらゆる手段を排除せずに対応していく」「あらゆる手段の中には為替介入も含まれる」との発言から144.06円まで下落。その後、「日銀がレートチェックを実施」との報道が伝わると、円買いドル売りが加速し、143.53円まで急落しました。
欧州市場は、下落。
欧州時間に入っても、松野官房長官による「日銀と緊密に連携しつつ、高い緊張感をもって市場動向を注視」の発言や、鈴木財務相から「(介入について)やるときは間髪入れずに瞬時にやる」との円安けん制発言を受け、142.89円まで下落しました。
NY市場は、続落
日銀によるレートチェックの実施で、政府・日銀が円買いドル売り介入を行うのではないかとの警戒感が引き続き重しとなり、日通し安値となる142.55円まで下落しました。その後、下落していた米10年債利回りが上昇に転じると、引けにかけて持ち直し143.22円まで値を戻す展開となりました。
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本日(9月15日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっており、下落を示唆しています。
また、日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは中心線が上向きで上昇を示唆していますが、日足のボリンジャーバンドでは-2σが収斂しており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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