先週末(9月9日)のドル円相場
先週末(9月9日)のドル円は、5日ぶりに大幅反落。
黒田日銀総裁や松野官房長官、鈴木財務相からの相次ぐ円安牽制発言を背景に円買いドル売りが優勢となり、141.50円まで大幅に下落しました。
東京市場のドル円は、下落。
時間外の米10年債利回りが低下したことを受けてドル売りが先行する中、日銀の黒田東彦総裁が岸田首相との会談が行われるとの報道が伝わると、円安対応に係わる警戒感からポジション調整目的の円買いドル売りが加速し、142.44円まで下落しました。
欧州市場は、底堅い。
欧州勢参入後は東京市場の流れを引き継ぎ、売りが先行。米10年債利回りが一時3.24%台まで低下したことを受け、日通し安値となる141.50円まで下落しました。ただし、日米金利差拡大を見越した円売りドル買い意欲は根強く、142.63円まで反発する展開となりました。
NY市場は、下値が堅い。
ブラード米セントルイス連銀総裁が「今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げ実施に賛成することに傾いている」との発言や、ウォラーFRB理事による「今月のFOMCでは再度の大幅利上げを支持する」との発言が伝わると、米金利先高観からドル買いが優勢となり、142.82円まで上昇しました。その後小反落するも下値は堅く、引けにかけて142円半ばでもみ合いとなりました。
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本日(9月12日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きとなっておりますが、±2σが収斂しており、もみ合いを示唆しています。また、日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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