先週末(8月26日)のドル円相場
先週末(8月26日)のドル円は、乱高下。
米7月個人消費支出の結果を受けて136.20円まで下落後、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言から急反発し、引けにかけて137.70円まで反発する展開となりました。
東京市場のドル円は、上昇。
時間外の米10年債利回りが上昇したことを背景に買いが先行し、136.89円まで上昇しました。
欧州市場は、上値が重い。
時間外取引の米10年債利回りが3.08%台で堅調推移を維持したことで137.12円まで上昇したものの、パウエルFRB議長によるジャクソンホール会議での講演を控え、ポジション調整の売りから136.81円まで下落する展開となりました。
NY市場は、乱高下。
米7月個人消費支出(PCEコア・デフレーター)が、前月比、前年同月比ともに、市場予想を下回る結果となったことを受けて、円買いドル売りが先行する中、9月FOMCでの0.75%利上げの可能性を発言していたボスティック米アトランタ連銀総裁が「0.50%の利上げに傾いている」と述べたことで、日通し安値となる136.20円まで下落しました。その後、パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演で「景気抑制の政策は一定期間必要になる可能性」、「インフレを抑え込むには家計や企業に何らかの痛みをもたらすことになるがそれは避けられないコストだ。ただ、物価の安定を取り戻すことに失敗すればもっと大きな痛みを伴うことになる」と述べ、景気よりもインフレ抑制を重視した姿勢から、高金利をしばらく維持する方針が示されると一転ドル買いが優勢となり、NYクローズ間際には、日通し高値となる137.70円まで上昇しました。
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本日(8月29日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きなっており、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。また、週足・月足ともにボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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