昨日(8月4日)のドル円相場
昨日(8月4日)のドル円は、3日ぶりに反落。
米利上げペース鈍化観測が後退したことにより、134.42円まで上昇するも、台湾情勢による地政学的リスク再燃により132.76円まで急落する展開となりました。
ドル円は下値が堅い。
朝方に134.14円まで上昇したものの、時間外の米10年債利回りが2.69%台まで低下したことを背景に、133.42円まで下落しました。その後は日経平均株価が一時28,000円台を回復したことを受け、リスク選好の円売りが優勢となり、134.10円まで値を戻す展開となりました。
海外市場は、上昇後急落。
サンフランシスコ連銀、シカゴ連銀、クリーブランド連銀、セントルイス連銀など各連銀総裁による金利引き上げに関してタカ派的な発言から米利上げペース鈍化観測が後退し、ドル買いが優勢となり、日通し高値となる134.42円まで上昇しました。
その後、中国軍が台湾の東の海域に向けて複数のミサイルを発射したとの報道が伝わると、リスク回避の円買いドル売りが優勢に。また、この日発表された米新規失業保険申請件数(予想:25.9万件 結果:26.0万件)の市場予想を下回る結果を受け、ドル売りが強まり133.15円まで下落しました。
さらに、ベセラ米厚生長官による「サル痘に関する公衆衛生上の緊急事態宣言」の実施との報道が伝わると米10年債利回りの低下とともに、132.76円まで下落する展開となりました。
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本日(8月5日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が下向きに転じ、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで下落を示唆しています。また、ボリンジャーバンドの幅がエクスパンションを形成していることから、下落トレンドの発生を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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