昨日(8月3日)のドル円相場
昨日(8月3日)のドル円は、2日続伸
良好な米経済指標結果を受け、134.55円まで急伸し、その後も米当局者による米金利利上げに関するタカ派的な発言を背景に底堅い値動きとなりました。
ドル円は荒い値動き。
米連邦準備理事会(FRB)高官からタカ派発言が相次いでいることを受け、133.90円まで上昇しましたが、訪台中のペロシ米下院議長による「43年前に米国は台湾を守るという強固な約束をした、それを示すために訪台した」との発言が伝わると、台湾情勢を巡る米中間の緊張が再び高まり、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、132.28円まで反落しました。その後、時間外の10年債利回りの上昇を背景に、133.41円まで買い戻されました。
欧州市場は上昇。
133円前半でのもみ合いが続く中、時間外の米10年債利回りが上昇したこと受け、133.53円まで上値を伸ばしました。
NY市場は急伸。
この日発表された7月米ISM非製造業指数(予想: 53.5 結果: 56.7)の市場予想を上回る強い結果が伝わると日通し高値となる134.55円まで上昇したものの、米10年債利回りが上昇幅を縮めたことを受け、133.75円まで下落しました。その後、セントルイス連銀ブラード総裁による「米国のリセッション入りはないだろう」「年内にFF金利誘導目標を3.75-4.00%まで引き上げたい」とのタカ派的な発言が伝わると、米金利先高観から134.18円まで値を戻す展開となりました。
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本日()のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで下落を示唆しています。また、ボリンジャーバンドの幅がエクスパンションを形成していることから、下落トレンドの発生を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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