昨日(8月2日)のドル円相場
昨日(8月2日)のドル円は、急落後に急伸。
ペロシ米下院議長の台湾訪問による米中対立激化懸念により、6月3日以来の安値を更新し130.40円まで下落したものの、FRB高官による相次ぐタカ派発言を受け、米金利先高観を背景に、133.20円まで急伸しました。
ドル円は下落。
日経平均株価などの下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りが優勢となるなか、「ペロシ米下院議長が本日23時過ぎに台湾に到着する見通し」との報道が伝わると米中関係緊迫化に対する警戒感から、リスク回避の円買いドル売りが加速。130.40円と6月3日以来の安値を更新しました。
欧州市場はもみ合い。
米中関係緊迫化に対する警戒感から、131円を挟んで方向感に欠けた値動きとなりました。
NY市場は急伸。
サンフランシスコ連銀、シカゴ連銀、クリーブランド連銀など各連銀総裁による米金利引き上げに関するタカ派的な発言を受け、利上げペース鈍化観測が後退したことで日米金利差拡大が意識された円売りドル買いが強まる中、ペロシ米下院議長の台湾訪問に対する中国側の過度な報復行動は見られず、台湾情勢を巡るリスク回避の動きが後退したことで円売りドル買いが加速し、日通し高値となる133.20円まで急伸しました。
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本日(8月3日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きに転じ、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは中心線が下向きで下落を示唆しています。また、ボリンジャーバンドの幅がエクスパンションを形成していることから、下落トレンドの発生を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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