昨日(7月11日)のドル円相場
昨日(7月11日)のドル円は、日米金融政策の方向性の違いを背景とした円売りドル買いが先行し、約24年ぶりの高値となる137.75円まで急騰しました。
東京市場のドル円は上昇。
黒田日銀総裁が「必要があれば躊躇なく追加緩和」と改めて発言したことで、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行し、6月29日高値の137.00円を上抜けると目先のストップロスを巻き込み、円売りドル買いが加速。1998年9月以来の高値となる137.27円まで急伸しました。
海外市場は続伸。
日銀が大規模な金融緩和策を継続するとの見方と米連邦準備理事会(FRB)が積極的な金融引き締めを継続するといった見方から、日米金融政策の方向性の違いを背景とした円売りドル買いの流れは継続し、約24年ぶりの高値137.75円まで急騰。1998年9月以来の高値を更新しました。その後急騰した反動から伸び悩むと利食い売りが優勢となり、137.25円まで下落する場面はあったものの下値は堅く、137.43円でNYをクローズしています。
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本日(7月12日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線は上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日はドル買い優勢(137.00円〜138.00円)になると予想します。
上値目途は、7/11高値137.75円近辺となり、上抜けると、節目となる138.00円が次のターゲットとなります。ただし、節目138.00円を明確に上抜けると、1998年9月高値139.90円まで目立った抵抗帯が無いことからドル買いが加速する可能性があります。
下値目途は、6/29高値137.00円となり、下抜けると6/22高値136.71円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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