先週末(7月8日)のドル円相場
先週末(7月8日)のドル円は、米雇用統計の結果を受けて136.56円まで急伸後、反落する展開となりました。
東京市場のドル円は下落。
日経平均株価の上昇を受けて136.15円まで上昇するも、演説中の安倍元首相が銃で撃たれて心肺停止との報道が伝わると、日経平均先物の急落とともにリスク回避の円買いが優勢となり、135.32円まで下落する展開となりました。
欧州市場はもみ合い。
6月米雇用統計の発表を控え、135.51円〜135.97円と46銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は行って来い。
21:30に発表された6月米雇用統計で、非農業部門雇用者数(予想:26.8万人 結果:37.2万人)と市場予想を上回る結果が伝わると円売りドル買いが先行し、136.56円まで急伸しました。ただし、週末を控えたポジション調整目的の売りから伸び悩み、23:00に発表された5月米卸売売上高(予想:0.9% 結果:0.5%)が市場予想を下回ったことで、一転リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、135.86円まで下落しました。
その後、米雇用統計の結果を受けて、FRB高官による追加利上げへの発言が伝わると、136.20円まで持ち直す展開となりました。
引けにかけて小反落するも下値は堅く、135.91円でNYクローズしています。
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本日(7月11日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線は上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日はドル買い優勢(135.55円〜137.00円)になると予想します。
上値目途は、6/21および6/22高値の136.71円近辺となり、上抜けると、6/29高値137.00円が次のターゲットとなります。137.00円を明確に上抜けると、1998年9月高値139.90円まで目立った抵抗帯が無いことからドル買いが加速する可能性があります。
下値目途は、7/7安値135.55円近辺となり、下抜けると7/8安値135.32円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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