昨日(6月29日)のドル円相場
昨日(6月29日)のドル円は4日続伸。日米金利差拡大を見越した円売りドル買いから、約23年9か月ぶり高値137.00円まで急伸しました。
東京市場のドル円はもみ合い。135.89円〜136.27円と38銭幅で方向感を欠いた展開となりました。
欧州市場は荒い値動き。序盤に東京市場安値を割り込んで135.78円まで急落後、136.20円まで急騰、その後も135.76円まで急落するなど、荒い値動きとなりました。
NY市場は急伸。日米金融政策の方向性の違いから両国の金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行。この日、欧州中央銀行(ECB)年次フォーラムに出席していたパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による、「米経済は実際にはかなり強い」「米経済は金融引き締めに十分対応できる状況にある」とのタカ派的な発言が伝わると、円売りドル買いが加速し、1998年9月以来、約23年9か月ぶり高値となる137.00円まで急伸しました。その後、米10年債利回りが3.09%台まで低下したことを背景に円買いドル売りが優勢となり、136.34円まで下落する場面もありましたが、米金利先高観からの買い意欲は旺盛で、136.67円まで値を戻す展開となりました。引けにかけて反落するも下値は堅く、136.58円でNYをクローズしています。
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本日(6月30日)のドル円予想
1時間足・日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。ただし、日足ではバンドの幅が収斂し始めており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日はもち合い(136.38円〜137.00円)になると予想します。
上値目途は、6/29高値137.00円、上抜けると1998/7安値の137.43円近辺が次のターゲットとなります。下値目途は、6/28高値136.38円となり、下抜けると、6/29安値135.76円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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