昨日(6月23日)のドル円相場
昨日(6月23日)のドル円は、2日続落。高値136.23円から安値134.26円と2円幅での大幅下落となりました。
東京市場のドル円は下落。中尾元財務官による「為替介入の可能性は排除できない」との見解が伝わると、円買いドル売りが優勢となり、135.12円まで下落しました。
海外市場は続落。NY時間で発表された米新規失業保険申請件数(予想: 22.7万件 結果: 22.9万件)が予想より弱い内容となったことを受けて、リスク回避の円買いドル売りが先行し、米10年債利回りが6/10以来となる3.01%へ急低下したことで、円買いドル売りが加速。日通し安値となる134.26円まで急落しました。
この日パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米下院金融サービス委員会で「インフレ抑制に向け、無条件で取り組む」と表明したほか、ボウマンFRB理事が「7月会合で0.75%利上げを実施し、その後数回の会合で少なくとも0.50%利上げを実施することが適切となる可能性がある」との認識を示すと、リスク選好の円売りドル買いが優勢となり、その後もダウ平均の底堅い値動きや米10年債利回りが3.01%から3.09%へ上昇したことを背景にドル買いが先行し、134.99円まで値を戻す展開となりました。
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本日(6月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しています。日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線は上向きで上昇を示唆しています。ただし、日足ではバンドの幅が収斂し始めており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日は、もち合い(134.26円〜135.50円)になると予想します。
上値目途は、6/14および6/17の高値近辺となる135.50円となり、上抜けると6/23高値136.23円近辺が次のターゲットとなります。下値目途は、6/9高値および6/20安値の134.50円近辺、下抜けると、6/23安値134.26円が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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