先週末(6月17日)のドル円相場
先週末(6月17日)のドル円は、日銀金融政策決定会合の結果を受け乱高下。その後もドル買い意欲は旺盛で135.42円まで上昇。
東京市場のドル円は上昇。
日銀はこの日開催された金融政策決定会合で、マイナス金利を-0.1%に維持し大規模緩和を継続する方針を決定すると、大幅利上げに踏み切った米連邦準備理事会(FRB)との金融政策の方向性の違いが意識され、円売りドル買いが優勢となり、134.64円まで急騰しました。ただ、声明内にて、「為替が経済・物価に与える影響に注視が必要」と異例となる為替に関して言及したことを受け、急速に上昇した反動と高値警戒感から132.29円まで急落しました。その後の黒田日銀総裁の会見を控え、133.96円まで買い戻されるといった荒い展開となりました。
海外市場は続伸。
米10年債利回りが3.31%台まで上昇したことを受け、円売りドル買いが先行し、日通し高値となる135.42円まで上昇しました。その後は米国の3連休を控えた週末とあって、積極的な取引は手控えられ伸び悩み、引けにかけてポジション調整目的の売りに押される展開となり、134.82円でNYをクローズしています。
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本日(6月20日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線は上向きで上昇を示唆していますが、日足・週足では、-2σが収斂しており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日は、買い優勢(134.51円〜136.90円)になると予想します。
上値目途は、6/15高値135.59円近辺となり、上抜けると、1998/10高値の136.90円まで目立った抵抗帯がないことからドル買いが加速する可能性があります。
下値目途は、6/16高値および6/16安値131.49円から6/20高値135.44円のフィボナッチ23.6%押しとなる134.51円近辺となり、下抜けると6/15安値および50.0%押しとなる133.46円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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