昨日(6月16日)のドル円相場
昨日(6月16日)のドル円は、10年債利回りや欧米株価の軟調推移を背景としたリスク回避の円買いドル売りが先行し、6/6以来の安値となる131.49円まで下落しました。
東京市場のドル円は上昇。日経平均株価の上昇を受け、リスク選好の円売りドル買いが先行し、時間外の米10年債利回りが3.37%台まで上昇したことを背景にドル買いが優勢となり、134.68円まで上昇しました。
欧州市場は大幅下落。スイス国立銀行(SNB)や英中央銀行(BOE)が利上げを決定するなど、世界中で積極的な利上げが進むなか、世界経済への冷え込みが警戒され、欧州主要株価や時間外のダウ先物が急落し、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、132.32円まで下落しました。
NY市場は続落。この日発表された米経済指標が軒並み市場予想を下回る結果となったことで円買いドル売りが先行し、米10年債利回りが3.49%から3.28%へ急低下したことを背景に円買いドル売りが加速、日通し安値となる131.49円まで下落する展開となりました。引けにかけて持ち直すも上値は重く、132.18円でNYをクローズしています。
==============================
本日(6月17日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きに転じておりますが、±2σが収斂しており、一旦は下げ渋りを示唆しています。日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線は上向きで上昇を示唆しています。ただし、日足・週足では、-2σが収斂しており、上昇に一服感が出ています。
以上のことから、本日は、もみ合い(131.49円〜134.00円)になると予想します。
上値目途は、6/10安値133.36円近辺となり、上抜けると、6/15高値135.59円から6/16安値131.49円の50%戻しにあたる133.55円近辺が次のターゲットとなります。
下値目途は、6/6高値132.02円近辺、下抜けると6/14安値131.49円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/6/13)(PDF)