昨日(6月14日)のドル円相場
昨日(6月14日)のドル円は、1998年以来約24年ぶりの高値となる135.47円まで上昇しました。
東京市場のドル円は底堅い。日経平均株価が大幅安で始まったことでリスク回避の円買いドル売りが先行し、133.86円まで下落する場面もありましたが、日銀が買入オペに長期国債追加とオファー金額の増額を通告したことで、円売りドル買いが加速し、134.82円まで急上昇する展開となりました。
海外市場は上昇。
時間外の米10年債利回りが3.26%台まで低下したことを受け、円買いドル売りが優勢となり、134.01円まで下落する場面もありましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)を明日に控え、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行しましたが、米10年債利回りが3.4965%と2011年4月以来の高水準を付けるとドル買いが優勢となり、135.47円と1998年以来約24年ぶりの高値を更新しました。引けにかけて小反落するも、下値は堅く、135.46円でNYをクローズしています。
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本日(6月15日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、買い優勢を示唆しています。日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線は上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日は、買い優勢(134.50円〜136.00円)になると予想します。
上値目途は、節目となる136円となり、上抜けると1998/10高値136.90円が次のターゲットとなります。下値目途は、6/8から6/10の高値134.50円近辺、下抜けると6/14安値133.86円近辺が次のターゲットとなります。
本日は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えており、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は「0.50%の利上げ」の考えを示していましたが、前週末に発表された5月米消費者物価指数(CPI)を結果を受け、市場では0.75%の大幅利上げを予想する向きも増えており、結果次第では、乱高下が予想されますので注意が必要です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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