昨日(5月11日)のドル円相場
昨日(5月11日)のドル円は、米4月消費者物価指数の結果を受けて乱高下となりました。
東京市場のドル円は、もみ合い。130.22円〜130.49円と27銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
海外市場では、欧州勢はユーロ買いドル売りで参入。このドル売りの流れはドル円に波及し、129.58円まで下落しました。ただし、NY時間に発表された米4月消費者物価指数が、前年同月比+8.3%(予想:+8.1%)となり、市場予想を上回る好結果に円売りドル買いで反応し、130.81円まで急伸しました。その後、ダウ平均が360ドル超急落するとリスク回避の円買いドル売りが先行し、米10年債利回りが3.07%から2.91%へ急低下したことで円買いドル売りが加速。日通し安値となる129.44円まで反落する展開となりました。ただ、129円台では米金利先高観からなるドル買い意欲は旺盛で、引けにかけて持ち直し、129.93円でNYをクローズしています。
本日(5月12日のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きで下落を示唆しています。一方、日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドの中心線はいずれも右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日は、もみ合い(129.14円〜130.81円)になると予想します。
上値目途は、節目となる130.00円がターゲットとなり、上抜けると5/5高値130.81円近辺が次のターゲットとなります。下値目途は、4/27安値126.93円から5/9高値131.34円のフィボナッチ50.0%押しとなる129.14円近辺となり、下抜けると、5/5安値128.75円近辺および61.8%押しとなる128.61円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/5/9)(PDF)