昨日(5月10日)のドル円相場
昨日(5月10日)のドル円は、129.79円〜130.57円と78銭幅で方向感を欠いた展開となりました。
東京市場のドル円は、荒い値動き。前日NY市場で大きく下げた反動から、早朝にかけて円売りドル買いが先行し、130.57円まで上昇しましたが、時間外の米10年債利回りの低下および日経平均株価が大幅安となったことで、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、129.79円まで下落しました。その後、内田日銀理事が「長期金利ゼロ%±0.25%の誘導目標を変更することは考えていない」との発言を受け、日米金利差拡大を見越した買いが先行し、130.55円まで切り返すといった荒い展開となりました。
海外市場では、米10年債利回りの低下とともに利食い売りが優勢となり、129.85円まで下落したものの、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁による「6月および7月会合でそれぞれ50bpの利上げを実施することは理にかなっている」、クリーブランド連銀メスター総裁による「75bpの利上げの可能性を永遠に排除することはない」と相次ぐタカ派的な発言から日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが先行し、130.45円まで値を戻す展開となりました。その後も底堅く推移し、130.43円でNYをクローズしています。
本日(5月11日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は横這いに転じており、もみ合いを示唆しています。一方、日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドの中心線はいずれも右肩上がりとなっており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日は、もみ合い(129.79円〜131.00円)になると予想します。
上値目途は、節目となる131.00円がターゲットとなり、上抜けると5/9高値131.34円が次のターゲットとなります。下値目途は、節目130.00円となり、下抜けると、5/10安値129.79円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
週足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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